注:ハボエド子

「ぁ、あ、あ…」

柔らかい少女の躯を、自身の猛った肉棒で後ろから貫く。

堅いそれが溶かされてしまうような、熱い熔岩を身体の中に飼っているみたいだ。女と言う生き物は。

そんな凶器とも言えるものを体内に潜ませている癖に、こんなにも男の保護欲を誘う。

背中の機械鎧の繋ぎ目に舌を這わせながらそんなことを思っていると、よそ事を考えるなと訴えるかのように熱くねっとりと絡みつく膣内がきゅうぅっと肉棒を締め付けてきた。

「は…‥っ、」

急な締め付けに耐えきれず息を漏らすと、首だけで振り返ったエドワードが快楽にとろけながらも不機嫌そうに眉を僅かに寄せる。

何食わぬ顔でそれを受け流し、閉じ気味だった細い両足を開かせて濡れそぼった割れ目を指先でなぞった。

ぷくりと膨らんだ肉粒を転がしてやると、吐き出す吐息が途端に甘くなる。

「っゃ、‥なに…かんがえて…‥んの‥、」

その快楽に流されそうになりながらも途切れ途切れに苦情を吐き出す口の中に、それ以上文句が言えないよう数本指を突っ込んだ。

エドワードは追求しだすと長い。

「ぁふ、くぅ…‥、ん」

キツく睨みつける瞳とは裏腹に咥内の舌はまるで悦ぶかのように指に絡み付いてくるものだから、思わず喉の奥で笑ってしまった。

「こんな時にお前以外のこと考えられるような器用な頭してねぇよ」

本当に、自分でも笑えるくらいお前のこと好きなんだぜ?

うなじから耳の裏側、耳朶、果ては内部までも舌でいやらしく犯しながら吐息と共に囁きかけると、その蜂蜜色の瞳を軽く見開き快楽とは違う理由でエドワードは頬を赤く染めた。

「ん、‥…っ//」

未だ咥内を指で愛撫しつつ、腰を小刻みに揺らして中の肉襞を掻き分ける。

今まであの上司ほどでは無いにしろ経験はそれなりにあるが、エドワードはその辺の下手な成人女より具合がいい。

一見未発達に見える身体も、中身はちゃんとした女だった。

ぬるぬると奥の方から絶え間無く溢れ出す粘液は、自身を伝って俺の下腹部をしとどに濡らす。

「ゃ、っく、あぁ…っ」

「‥気持ちイイ?」

ちゅく、と唾液でふやけた指を引き抜き、両手で小振りな胸を掬い上げた。

すっぽりと手のひらに収まってしまう乳房が俺としてはかわいくて仕方ないのだが、本人は相当なコンプレックスらしい。

…勿論、周りの人間を欺くにはその方が都合の良い事だと思うが。

「ゃ、むね…やぁ…‥っ」

「?なんで‥?」

掬い上げた胸の頂を2本の指で優しく摘んでやりながら、その攻めに首をいやいやと振って咽び泣くエドワードに疑問の声が漏れる。

覚えている限り、ここを弄られるのは嫌いでは無かったような。

「…気持ち良くない?」

もしや痛かったかな、と少々不安になって再度問い掛けてみると、思ってもみなかった返答に一瞬言葉を無くしてしまった。

「ちが…っ、‥むね…ち‥さいから…、ジャン…さわってもつまんな…っ」

「……‥」



絶句。


愛しい恋人のなんとも可愛らしい内心の吐露に、胸に矢が突き刺さる思いだ。

柄にもなくドキドキと忙しなく鳴る心臓を持て余していると、小さな頼りない肩が震えていることに気付いて軽く頭を振る。

「‥、こんな、つまんな…いむね…っさわらせて…ごめ‥、」

いつもの勝ち気さは何処へ消え失せたのかと思わず不安になるほど、まるで幼子のように泣くエドワード。

こんなにも気にしていたのかと正直驚きを隠せない。

他意はなかったにしろ、今まで自分はからかい半分で胸のことを指摘したりもしたし。

…参った。

「…っ、ジャ…、ひゃあぅっ」

俺は一度頭をがしがしと掻き回すと、黙って後ろから覆い被さっていた体を反転させ、正常位の形で再度組敷く。

勿論繋がったまま体勢がいきなり変わった所為で半分程まで抜け出た自身を再び突き挿れる事も忘れずに。

少々乱暴とも言える扱いにエドワードの喉がひくっと鳴ったのとほぼ同時。濡れた頬をまた新たな雫が伝った。

「……‥泣くなよ‥」

こう見ると普通の女の子だな、と分かりきったことなのに改めて気付かされる。

いくら手足が機械鎧で口調と態度が男でも、隠しきれない女の部分があるのだ。

身体は日々丸みを帯びていくし、時々見せる仕草も少年のものとは違う。周りを騙せるのも長くない。

ただこんな風に泣くのはきっと自分の前だけで。

「‥俺が何時つまんねぇなんて言ったよ」

「‥…っ、だって…。‥オレ、痩せてて胸もぺちゃんこで、だから‥…、っん‥」

続けようとする言葉を自分の唇で塞いで、咥内に小さな舌を誘い込んでやる。うっすらと目を細めたまま両手はエドワードの胸を這い、先ほどと同じように揉み上げた。

「ん、ん、んぅ‥…//」

ちゅくちゅくと唾液を絡め、甘くなったそれを喉を鳴らしてエドワードは飲み下す。

可愛らしい音を立てて離れた俺の唇は迷うことなく2つの膨らみを愛撫し始め、揉まれたことですっかり押し出された乳首は舌の先でちろちろと舐めてやると更に紅く硬度を増した。

「…こんなにかわいいのに」

「ぁ、はぁ、っん、ゃめ…ぁん」

汗とお互いの分泌した蜜で湿ったシーツを力無く握り締め、尚もかぶりを振る相手が堪らなく雄の部分を刺激してくれる。

こんなにも俺を夢中にさせておいて、泣きたいのはこっちの方だ。

「俺は小さいエドの胸、すげー好き」

「…っ、う‥そぉ‥…」

「嘘じゃねぇよ。…その証拠に‥勃ってんだろ?」

ずん、と硬度を保ったままの肉棒でひと突きしてやると泣き顔が一気にとろけた表情に変わった。

「ぁあ…っ、…‥ほん‥と…?」

「ほんと」

「きらいに…ならない…‥?」

「…あのな…‥」

どうやったら嫌いになれんのか教えて欲しいくらいなんですけど。

「‥好きだよ」

お前の

瞳も耳も唇も機械鎧の手足も。

勿論、小さくてかわいい胸も。



「お前を構成するもの全て」




そう囁くとようやく安心したのか、おずおずと両腕を首に回してくる。

「‥じゃ‥…たくさん…愛して‥?」

まだ僅かに怯えた色をした眼にキスを一つ。


「お望みとあらばいくらでも」



満足するまで、きみに好きと愛をあげる。