注:ハボエド子

鼻孔を擽る香り。軽快なリズムと共に流れてくるラジオの音楽。

頭まですっぽりと被った布団の中で、俺は薄く目を開けた。



トントンと、包丁がまな板を叩く音がする。初めの頃は危なっかしかったそれも、最近やっとまともになってきたのを確認してホっと息をついた。
このままもう少し微睡んでいようかと思った矢先に、ベッドが片方にギシっと沈むのを感じて。

「…ジャン、起きて」
女らしい甘さを含んだ声音に促され、渋々ながらも顔を布団から覗かせた。

「おはよ」
挨拶と一緒に飛び込んできたのは金色の瞳。くりくりと良く動くそれが、今は俺だけを捉えている。

「‥…はよ」
その事に少なからず優越感を感じている自分に頬を緩めながらも挨拶を返し、小さくて細い体ごと腕に閉じこめた。

「わっ!?…ちょ、朝からなに?」
「んー。可愛いから思わず」
「バカ…///」

耳元で囁くと思った通りの返答が返ってきて可笑しくなる。
エプロンの結び目を弄びながら首にしがみついているエドワードに問い掛けた。

「…‥今朝は何?」
「んとね‥トーストとハムエッグとコーンスープと、あとトマトサラダ」
「へー、美味そうだな」

楽しみ楽しみ、とおどけながら呟き、訊いた今朝の献立の内容を頭に入れるのもそこそこにそのままベッドに組敷いた。

「ひゃ‥!?っ、ジャン…どしたの…?」
突然の事に見開かれた金色の瞳。
純粋無垢なそれとは裏腹に、攻め立てると何処までもいやらしく乱れる事を俺は知っていた。

「飯…後でいいからさ…‥。シようぜ?」
もう、耳元で囁いた声音は夜の艶を含ませている。
意地っ張りで恥ずかしがり屋なこいつをその気にさせるには、これが一番いい方法だ。

「〜っ///‥だ、だめ!!折角作ったご飯冷めちゃう!」

…今日は以外に頑張るな。
いつもだったらすぐ腰が砕ける癖に。
「暖め直せばいいだろ、飯は」
「そんな事…言ったって‥///」

段々とこの状況に興奮してきたのか、エドワードの頬が綺麗な色に染まる。
‥もう一押ししとくか。

「…早くお前ん中に入りたいってよ。コレ」
俺の胸を突っぱねようとしていた左手を掴んで、中心を触らせてやる。
「っ、あ……///」
慌てて引っ込めそうになった手首を押さえて首筋を舐め上げた。
慣れない俺自身の熱さに触れて涙目になるエドワード。そのなんとも言えない表情が酷く情欲を掻き立てる。

「…な、このまま放っておく訳?」
わざと舌を這わせていたきめ細やかな肌に強く吸い付いて鬱血の痕を残す。途端にぴくりと反応を見せるが、首は真横に向いたまま視線を合わせようとしない。
…‥言葉責めで駄目なら躯に快楽を思い出させるしかねぇな。

眼前の相手が聞いたら思い切りグーで殴られそうな台詞を胸の中だけで独白し、純白のフリルが付いたエプロンの下に手を入れてパジャマの胸元をまさぐった。

「ゃ!なにす…‥っ」
短く上がった抗議の言葉は聞こえない振りで綺麗に無視。
さら、とした手触りのいいパジャマのボタンを手際よく外して。
早くその柔らかく滑らかな肌に触れたいのを我慢しつつ、あっと言う間に脱がせたパジャマの上をベッドの下に放った。

「ちょっ、‥ジャン///」
自分の名を呼び慌てて伸ばしたエドの細い両手首を掴み、そのまま深く唇を合わせてやる。
カサついた感触も無く、ふっくらと柔らかい唇は、何か砂糖菓子でも口にしたのかと思うほど甘い。

何度か触れるだけのキスをして、薄く開いた隙間から舌を挿し入れた。

「ん、ぅんん‥…っ」
舌を絡ませ、時折歯の付け根や上顎をなぞってやればぴくん、と震える敏感な躯。
自分の咥内に優しく誘い込んで甘く噛むと、抵抗しようとしていた両腕は呆気なく力を失った。

「//……は…ぅ…、」
とろん、とした瞳と薄く染まった目元。その艶っぽさに思わず背がぞくりとする。

「…キスだけで感じた?」
「ん…、ぇ…‥?」
何がなんだか判らないと言った風のエドの額に口づけて、素肌に白いエプロンを身に着けただけになった体の線をなぞる。

「はぁ‥‥…////」
腰の辺りを往復して撫でてやるとひくひくと身を震わせて、それがなんとも可愛らしい。
一頻り撫で終わってから、その手をエプロンの上から小ぶりな胸に滑らせた。

「ぁ…、やめ…‥」
ゆっくりと形の整った胸を両手で揉んでいく。布の上から唇で挟んでやれば、うっすらと色づいた乳首が姿をを表してきた。

「‥あぁん‥…っジャン…、も、だめだよぉ…っ」
「…ココはやめて欲しくねぇんじゃねぇの?」
「はぁぅっ、やぁっ…っ」

ふるふると首を振って抵抗しても本心は丸分かり。
口よりも躯に直接聞いた方が確実だ。
薄いレースのエプロン越しに透けて見えるピンク色をした突起を、布越しに軽く人差し指で押してやる。

「…っあん」
途端にエドの艶めかしく甘い吐息が朝の光に溶けて空気を揺らした。
耳に心地よいそれをもっと聞きたくて、くりくりと指と指の間に挟んで摘み上げる。

「ぁ、ん…っ///だめ…だめだったらぁ‥」
きゅぅっとつぶらな瞳を伏せて体の下に引いてある真っ白なシーツを握り締めるエドワード。だめだめと首を振る割にぷっくり尖ったそれは物欲しそうに呼吸をする度震えている。
片方は指でこね回しつつ、誘われる様に顔をエドの上下する胸に埋めてエプロンの上から舌を這わせた。

「ひゃ!?…、や、ん…っなにして…!」
「いやぁ…あんまり美味そうだからさ」
「ば、ばかぁ…っ!あぁん///エプロン…よごれちゃ…‥っ」

唾液を含ませた舌を出して、ねっとりと突起に絡ませれば喘ぎ声は途端に切なくなる。
元々薄い布で出来ているエプロンの胸の辺りは、俺が濡らした所為で肌が透けて見えていた。
ほんのりと淡い紅が布越しに顔を覗かせて、その何とも言い難い微妙ないやらしさに下半身が熱くなるのを感じる。

「も‥、ゃめ‥…、むねはもぅいいからぁ…っ///」
涙目で訴える相手が言わんとしている事は分かっていた。
…胸への甘い刺激で先ほどから足をしきりに擦り合わせ、普段抜けるように白い頬はピンク色に染まり火照っている。

‥つまりは、下を触って欲しいと言う事で。

「…まだ駄目」
「んん…なんでぇ‥っ?オレ‥…おかしくなっちゃ…、あぁん…」

抗議する声を封じる為に突起を強く吸い上げる。
軽く歯を立て、突起の先端を尖らせた舌で痛い位に刺激しながら。

「あぁぅっ、…ゃ、ジャンってばぁ…!!」
「…わーったよ。シてやる」

余りにも甘えた声で名前を呼ぶもんだから毒気を抜かれてしまって。
気付かずに揺らしている腰を見て更に頬が緩む。

「‥あぁん」
白いショーツの中心部分には、うっすらと染みが出来ていてエドの感度の良さを表していた。その部分に布の上から口付けを落としてやれば、甘い喘ぎが可憐な唇から漏れ出る。
何度も何度も、啄むようにキスを中心に繰り返していると流石に痺れを切らしたのかエドが俺の頭を押さえて強請ってきた。

「もぅ…ゃ…ショーツ、…‥ぬがせてぇ‥っ」

「そんなに言うなら自分で脱げよ。‥ほら」

エドの小さくて柔らかい手を下着に添えさせて、その先を促す。
直に触って欲しいという要求に気を良くした俺だが、恥じらう姿も同時に見たい訳で。

「ぅ‥、いぢわる…」
殆ど半べそになって、諦めた様にエドは蜜に濡れたショーツをずり下げた。
下腹部の辺りがさらけ出されるのと同時に、ピンク色をした可愛らしいアソコがあらわになる。
愛液でぬめりを帯びたソコは雄を誘うかの様に丸い尻の方まで止めどなく蜜を垂れ流していて、今すぐ口で可愛がってやりたいという衝動を何とか押さえ込むと小さな手を掴み秘部へ導いていった。

「ひゃぅんっ…な、なに…‥?」
「…‥自分でシてみろよ」
「な‥っ、できな‥…っ!…あぁん////」

触れさせたその手の上から一回り以上デカい自分の手を重ねて、ゆっくり動かしてやる。
そうすると必然的に自慰をする様な形になる訳だから、エドの羞恥も最高潮だろう。

「ぃやぁ…ァっ、…やめ…‥、うぅん///」
「嫌々言ってべとべとだぜ?お前の手。俺のまで濡れてきた‥」
「ゃんっ、だめ…///もぅ…‥ジャンがシてよぉ‥っァ、ア…」

くちゅくちゅと自分の愛液が立てる水音が余程恥ずかしいのか、それとも快楽の所為か。
エドの瞳からはポロポロとひっきりなしに涙が零れる。
赤く腫れた目尻にキスしてやって、エドの半身から手を退けた。

「‥お望み通り、シてやるからしっかり鳴けよ?」
「ふぇ‥…?‥ゃ、あぁんっ…!///ジャ…ん…‥っ、やあぅっ」
手のひらの下から現れたその可愛らしい秘部を、クリの辺りからゆっくりと舐め上げてやる。
いきのいい魚を連想させる様なぴくぴくとしたつま先の動きと共にソコからは蜜が溢れ出していて。普段ならこのまま一度イかせてやるんだが、今日は少し趣向を変えてみるとしよう。

「っ、やぁ!そ‥なとこ…、だめぇ…っ///」
ぐいぐい自由になった両手で俺の頭を押し退けようとしているが全く力が入っていない。それには構わずに、いつも俺を受け入れている場所に舌を這わせ始めた。

「ゃ、そこ‥はずかしっ、あぁんっ///」
「こんな綺麗なピンク色してんのに?」

閉じようとする足を両手で容赦なく割り開き、体をその間に挟んで身動きが取れないようにする。どうにもならない状態が更に羞恥と快楽を煽るのか、奥の花弁は俺を誘うように伸縮を繰り返していた。

ちゅぷ、と濡れた音と共に尖らせた舌を中へ進入させていく。
内壁をぐるりと舌で舐め回せば頭上から高くて甘い嬌声が上がった。

「ひ、ゃぅん…っ!!そ‥こ、だめぇ!あぁ、ゃんっ」
秘部からぽたぽたと垂れる蜜と、俺の唾液でぬれぬれになった膣へ指を一気に二本突き挿れる。
ぐちゅぅ、とリアルな音を立てて俺の中指と人差し指を飲み込んだそこは、もっと奥に、とでも言う様にキツく締め付けて。
軽く口角を上げて笑みの形を作ると、付け根まで入った指を中でバラバラに動かし始めた。

「ぁ、あ、あっ!!…やぁぁんっ――!!」
きゅうきゅうと収縮を繰り返すそこは俺の指に絡み付いて離そうとしない。
お望み通りにと、更にもう一本指を追加すれば、耐えきれずにエドは腰をゆらゆらと揺らめかした。

「やだぁ‥も…ィきたぃよぉ…っ」
それもその筈、俺の巧みな愛撫によって奥のしこりは今までになく堅くなっているし、ずっと快感を与えていないクリも赤く膨らんで解放の時を待ちわびているのだから。

「イきたい時はなんて言うんだっけ?エド」
訊きながらも、わざと決定的な刺激にならないよう、浅いところだけを何度も抽挿する。
焦れて段々と我慢出来なくなってきたエドの吐息が俺を煽るが、ここは大人の男としてがっついてはいけない。
今はこの可愛い唇から紡ぎ出される言葉を待つことだけに意識を集中しよう。

「あぁん…っ、奥の…一番…きもちぃとこ…‥おもいっきり突いてぇっ…!!」
半ば叫ぶように懇願した相手に満足げな笑みを返すと、その小さな耳元に囁きを落とした。

「…了解、お姫様」

仕上げにと耳裏を舐め上げて、中に埋め込まれた指をぎりぎりまで引き抜いた後一気に最奥を擦り上げた。

「っ、あ、ゃ…あぁぁぁ――ッ!!!!」

びくんびくんッと躯を跳ねさせて絶頂を迎えたエドは、太ももに愛液を撒き散らし真っ白なエプロンまでも汚していく。健康的で清らかな朝を連想させる純白のソレが汚れる様は、酷く卑猥な光景に見えた。

「ん…ぁ、はぁ‥っ、…‥ジャン‥」
すっかり大人しくなったエドが誘う様に俺自身を握って唇を舐めてくる。
紅い舌が俺の下唇を這って、時折あむあむと唇で噛まれると、あっと言う間に欲望は質量を増した。

「ジャン‥…すき‥」
甘い声での告白。
柄にも無く照れくさくなってしまい、それを隠そうとエドの柔らかい頬にキスを落とした。

「ん…‥ジャン‥」
うっとりと目を細めるエドは先の行為を促して軽く腰を振る。その様子に苦笑して俺はある行動に出た。

「‥、ひゃ‥…っ!?」
突然の刺激に思わず逃げ腰になったエドを押さえて猛り勃った自身を解放したばかりで未だヒクついているソコに擦り付ける。
エドが溢れさせたぬめりで驚く程滑りが良くなった俺自身は濡れた音を立てつつも確実に二人の快感を煽っていた。

「ゃ…、なに…これぇ‥っ///あぁん」
「気持ちイイだろ?‥ほら…‥」

俺の太いカリ首にクリが引っかかって、その度にふるふると震えながら嬌声を漏らす。
にゅるにゅるとした挿れた時とは異なる音が余計恥ずかしいのか、俺の両肩に手を置いて目を瞑っている。

「エド…見てみろよ。…‥めちゃめちゃやらしいぜ?」
「はァ…‥ぃやぁ…っ///」

首を左右に振っていやいやと拒否する姿を見ていると、逆に虐めたくなるのが男だ。
一旦腰の動きを止めて意地悪く囁いてやる。

「目ぇ開けて見てみろよ。…じゃねぇとココでお預けだぜ?」
“お預け”と言う言葉に反応したエドが渋々その伏せられた瞼を上げる。金色の扇に縁取られた瞳は、雄を誘うかの様に甘く潤んでいた。

「‥…っもぅ‥わかったから…シて…?」
うるる、と縋る様な目で見られたらどんな男でも嫌とは言えないだろう。…まして俺はこいつに心底惚れてる訳だし。

「…イかせてやるよ。天国に」
震える瞼に軽く口付けて、お互いの体液でぬらぬらと濡れそぼった自身をすっかり解れたエドの膣へとあてがう。
一瞬強ばった小さな躯も、笑みを向けてやれば安心したのか力が抜けて。
…ゆっくりと、相手の負担にならないよう肉棒を埋めていく。

粘膜と擦れ合う音が妙に厭らしかった。

「は‥、っくぅ‥…」
苦しげな吐息と共に飲み込まれていく俺自身。
実際、考えてみればこの小さくて細い躯に自分の肉棒がいつも入っているのかと思うと不思議でならない。
浅くて荒い呼吸の合間に軽く揺さぶって、完全に根本までを挿れ終えると、苦しいだろうにエドは笑って見せた。

「もう‥だいじょぶ…だから…‥‥」
…動いて?

その言葉に返事の代わりのキスを落として、俺はゆるゆると律動を開始した。

「っ、、ぁ、あ、…はァん…っ///」
丹念に解したお陰か、挿れた時程の抵抗もなく肉壁は俺自身に絡み付いてくる。
熱くて柔らかなくせに時折キツく締め付けるエドの中は、酷く心地よかった。

「じゃ…ん…ジャンっ…!!ゃ、そこイィっ…///」
「…‥ココ?」
「ゃんっ、だめぇ、っ、は、ぁ‥…!!あぁんっ」
「イイだの駄目だの、…我儘なやつ」

鼻で苦笑してエドが反応した部位を自身の先端でグリグリと刺激してやれば、小さな手でシーツを握り締めどうにもならない快楽に俺の下で悶える。
…この瞬間が、堪らなく好きだ。

ぐっちゅぐっちゅ、と自身を出し入れする度に俺の先走りとエドの愛液が泡だって音を立てる。虚ろな瞳で天井を仰いでいるエドの手を結合部に持っていき、律動の感触を直に伝えた。

「っ、や‥!!手…はなしてぇ…っ」
「離さねぇよ。…‥ほら、俺達が繋がってるとこだぜ?」
「やぁんっ‥はずかし…‥、」

手を退かそうと恍惚とした表情のまま必死になるエドが可愛くて、中に入っている自身が意識に反して質量を増す。
それを内壁で感じ取ったのか抵抗をぴたりと辞めて代わりに弱々しく首を振るエド。
抵抗を辞めたと言うよりも出来なくなった、と言う方が正しいが。
それを良い事に俺は適度に肉の付いた両太股を胸に付く位まで抱え上げ、今まで以上に結合を深くする。

「っあぁあ!!ふか…‥、ふか…すぎ‥っ、ゃあんっ」

切羽詰まった喘ぎ声と首に回された腕に力が入ったのを確認して、浅く速く、そしてこれまでに無い程の激しさで最奥を打つ。
敢えてGスポットを狙わずその周辺だけを抉る様に。
そのもどかしい刺激に焦れたエドが自分でイイところに当てようと腰を振り始める。
ここまで淫らなこいつを見る事が出来るのは俺だけだろうなと考えて、その事実に思わず頬が緩むのを感じた。

「ぁん、あ、ぁ、あっ…!!ジャ、ジャ‥ン、もっとついてぇ…っ!!」
「突いてって…何処を?」

エドの言葉に一旦律動を緩めて中を掻き回すようにゆったりと腰を動かす。
まだ俺には余裕があったが相手は限界らしくてしきりに腰を振った。

「ぉくの…‥、きもちいぃとこ‥っ!!ついて…、ついてよぉ‥…っ」
ひくひくと喉を鳴らして哀願する様子は俺の悪戯心を揺さぶったが、もう実際そんな事を言っていられない状態の相手をこれ以上焦らすのも可哀想だなとも思い、そろそろ絶頂を目指すべくエドの両足を肩に掛けて腰を引き寄せた。

「ゃんっ…‥、ジャン‥はやくぅ…」
「…わーってるよ」

ふ、と目を細めて笑むと俺は根本まで埋め込んだ肉棒をぎりぎりまで引きずり出す。
その感覚に小さく震えて喉を鳴らすエドの額にキスを落として、俺は一気に最奥を貫いた。

「はぁ、ぁっ、あ‥っゃあぁぁあ―――!!」
行き場の無い手で白いシーツをキツく握り締め、高い嬌声を合図にしたかの様に快感の証を溢れさせるエドワード。
相手が達した事で熱くとろける様な内部がきゅぅっと収縮し、未だ硬度を保ったままの俺自身を締め付けた。

「…‥は‥っ…」
俺は短く息をついて、絶頂を迎えた為に今まで以上に具合の良くなったエドの内部へ自身を乱暴に打ち付ける。
その度にか細い声を上げる相手の身を案じる暇も余裕も無く、数回出し入れを繰り返したところで俺は遂に自身から欲望を放った。
熱くて濃い精液を内壁に叩き付け、肩に掛けていた相手の両足を降ろすと気だるい躯を小さな相手の上に重ねる。

「ん、…はっ、…‥ジャ…ン‥おも…‥、」

どいて。
と、鳴き過ぎた為に掠れた声で軽く呻き、力の入らない手を俺の肩に置くエド。
ごもっともな意見だがもう少しだけこの感触を堪能したい気持ちもあって。

「‥わり‥…も、ちょいこのまま…」
汗で貼り付いた前髪の気持ち悪さも取り敢えず気にしない事にして、俺は甘える様にエドの首筋に顔を埋めた。

「…‥もぅ‥」

困った様な顔でエドは苦笑すると、両腕を俺の背中に回す。柔らかい小さな手の感触が、熱く火照った今の体には心地よかった。

「…‥エド‥」
「…なに?」
ごろごろと猫さながらに頭を擦り付ける俺の汗ばんだ髪を、小さな手で梳いてくれる相手の腰を強く抱き締めて。

「…‥すっげー好き」
堪えようの無い感情をそのままダイレクトに。
こんな時で無いと、この愛しい奥さんは恥ずかしがって応えられない事を知っていたから。

「‥…れも‥」
ぽつりと頭上から聞こえた呟きに顔を上げる。絡んだ視線は甘い蜂蜜色の瞳に吸い込まれて行った。

「オレも…だいすき」
背中に回していた腕を首に移動させ、照れと幸せが入り交じったかの様な笑顔で耳元に囁くエドワード。
それを見つめながら頭の隅で、

今の俺達以上に倖せな夫婦は居ないんじゃないか。
と馬鹿らしい事を考えてみたり。

「‥…って、あ゛ー!!!!」
「な、なんだよ突然」

それまでうっとりと微睡んでいたエドがいきなり上半身を起こして叫び声を上げる。
ハッキリ言って甘い雰囲気なんか吹っ飛ぶ勢いだ。
「ご、ご飯…。すっかり冷めちゃったよ?」

…何かと思えば。
「いーじゃん別に。昼飯にすりゃ」
「そゆ問題じゃな…っ、ゃん」

繋がったままだと言う事すら頭から抜けていたのか、身を離そうとした途端に艶っぽい声を上げてシーツの上に崩れ落ちる。
そんな姿も可愛かったり。

「なんなら、もっかいヤっとくか」
「ダメ!!腰もたな…‥、あっァ…」
「んな事言って…その気なくせに」

‥冷めてんだから今食っても昼に食っても同じだろ?
そうニッコリと目を細めて微笑みながら突き上げれば、諦めたように首に腕を回してくる。

「‥愛してるぜ、エドワード」
「ばか…‥、」





こんな風に。
俺たちは、あまーい新婚生活を満喫中。。